第1回「導入・準備」では、NiVEで動画に手を加える準備をしました。
今回は実際に動画に文字を入れてみます。
[文字入力機能の追加方法]いよいよ動画に文字を入れます。
先ほどタイムラインに追加したアイテムをクリックし
編集のターゲットに指定します。
そこから上のメニューから
[エフェクト]→[テキスト]→[テキスト(拡張)]を選択。

[テキスト(基本)]もありますが、今回は[テキスト(拡張)]の方を使います。
ただし、画面中央に文字を表示させたいという場合は(基本)の方が便利です。
するとアイテム欄にテキスト編集項目が追加されていますので
アイテム、エフェクト、テキスト(拡張)
それぞれ左にある三角ボタンを押し、テキストの編集画面を開きます。

[編集画面の見方]試しに上の画像の編集ボタンを押し何かテキストを入れてみましょう。
すると右のマス目の所に黒い丸が出てきます。

これは
キーフレームというもので
この点の場所で、指定したアクションをとるということを意味します。
続いて各項目について。
[テキスト] 編集ボタンで表示させたい文字を入力。 [フォント] 字体やサイズなどを指定。 無料で追加できるフォントもあるので 必要に応じて探してみてください。 [色] 表示させる文字の色はここで指定します。 [位置] 文字の「頭」の表示箇所です。 今回は画面サイズを512(横)×384(縦) にしたのでデフォルト256×192では、 ちょうど画面中央から文字が表示されます。
| [回転] 文字を回転させたいときに使います。 [縁取り] 文字に縁をつけます。黒い文字なら白 白い文字なら黒にすると見やすくなります。 [縁の色] 縁の色を指定します。 [縁のサイズ] 縁の太さを指定します。 大きければその分縁が太くなります。 [不透明度] 文字の透明度を指定します。 100なら不透明、数値を下げると 背後のアイテムが透けて見えます。
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注意として、縁のサイズが文字の太さを上回ると
この機能の場合、縁の色で文字が侵食されてしまいます。
こちらの対処法は後日改めて「テキストの作成」について
説明する回を設けたいと思います。
[文字入力の確認]表示させたい文字の入力が終わったら
タイムラインの上のメモリをクリックしてコマ数を進めます。

プレビューの画面に入力した文字の表示が確認できたでしょうか。
位置などを調節して出したい場所に出してみましょう。
位置は左上から0×0になっており
10×0なら右へ10ピクセル
0×10なら下へ10ピクセル動きます。
[文字をゆっくり出現させる(文字のフェードイン)]さて、文字を追加することができましたが
今の設定では文字が急に現れる状態になっています。
それをゆっくり出現させたり(フェードイン)、ゆっくり消したり(フェードアウト)
するために使うのが、上で出てきた
[不透明度]です。
出現を開始したいフレーム数を選択し、文字の入力
そして初期状態では100になっている不透明度を0に指定します。

今度はタイムラインの30のメモリのところに移動させ
同じように、こちらは不透明度を100と入力後、1フレーム目のキーフレームをダブルクリックします。

すると二つのキーフレームが紫のラインで結ばれました。
これは、この二つの点の間を平均的に不透明度を増やしていく
ということを意味します。
[文字をゆっくり消す(文字のフェードアウト)]上と逆のことをやれば文字が消えます。
30フレームの間を置いた後、30フレームかけて消える
という指定をします。
61フレームに移動、不透明度は先ほど指定した100の状態が維持されているので
そのまま不透明度のマスをダブルクリック
90フレームに移動し0と入力、61フレームのキーフレームをダブルクリック

[入力の確認]ここまでで90フレームの動画を作ることができました。
右上のプレビュー画面で確認します。
フレームを1に戻し、真ん中の再生ボタンで再生します。

文字の出現、消失は確認できたでしょうか。
第2回は以上です。
第3回は「動画の切り替え」を紹介します。
【NiVE】NiVEの使い方-第1回-「導入・準備」【NiVE】NiVEの使い方-第2回-「動画に文字を入れる」
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